この時期の仕事をとるためには、前年末までに動いていなければなりません。一般的に企業は決算前を迎える時期であり、年があけてからの発注は控えるケースが多くなります。個人事業者も年明けの確定申告時期となり、経費計上のために年末に出費がかさんでいる場合も多く、新規に仕事を発注するムードはありません。当然、フリーランスSEである自分自身も確定申告に追われる時期であることも忘れてはなりません。この時期は仕事量自体が少ない時期です。とはいえ、のんびりしていていると今年一年の業績に影響します。全体が活性化する第二四半期に向けて積極的に営業活動をしておきましょう。休みも多い時期なので、実質的な稼働時間も少ないです。納期や工期については、慎重に検討しましょう。
一般的には、新年度スタートの時期になります。新しく予算がつくこともあり、1年で一番仕事量が多い時期でしょう。大規模なプロジェクトなどは、この時期に決まることが多いようです。また、長期的な仕事が増えるのも特徴です。場合によっては、この時期に獲得した仕事で一年間食べていけるようなこともあります。逆にいえば、この時期に乗り遅れてしまうと、年間を通じて苦戦する可能性もありますので、気合を入れましょう。
一年を通して、穏やかな時期です。仕事はそれなりにありますが、この時期は、入ったばかりの技術者が辞めたり、外注先にも予想外の仕事が入るなど、人員不足になることが多いのが特徴です。突然の仕事依頼などがくることも少なくないでしょう。色々なところに顔をだしておけば、ちょっと人が足りないから手伝って。などと、思いがけない仕事をもらえるかもしれません。
一年間の総括となる時期ですが、この時期は、あまり新規に発生する仕事はありません。もしこの時期に出向案件があれば、要注意です。年末、または、年度末に向けて、急なトラブルや人員不足に陥っているケースが多く、俗にいうデスマーチの仲間入りになりがちです。残念ながら現状ではフリーランスSEの立場は決して強くありません。このようなハマリ系案件には、くれぐれも注意が必要です。もし、この時期に仕事をとることがあったら、その仕事内容など、慎重に吟味してから決めましょう。第一四半期の仕事をとるための営業活動はこの時期に動かなければなりません。
システム開発会社の中堅SEから、フリーランスSEとして独立して、5年。独立のために悩んだ期間は約2年。もっと早く独立するべきだったと思っています。フリーランスSEの道へようこそ。
毎月だまっていても一定の給料が入ってくる会社員の安定を手放し、フリーランスSEとしての道を踏み出すにあたり、誰しもまず不安に思うのは収入のことではないでしょうか。フリーランスというと月々の収入に波があるのはいたし方ありませんが、フリーランスSEの場合、毎月定額で収入を得る契約方式も少なくありません。フリーランスSEの報酬生産の仕組みを知りましょう。
フリーランスSEになったらどうやって仕事をとってくるのか?そもそも仕事をとれるのか?そういう不安もあると思います。仕事をもらえるようなあてがない人はもちろん、ある程度の人脈やパイプがある場合でも、思うように仕事がとれないときもあるでしょう。そういう時に役立つのがエージェント。営業力のあるエージェントであれば、自力で仕事を探すよりも高額案件をとれる可能性も高くなります。
ビジネスには季節変動がつきものです。フリーランスSEの案件にも、時期に応じた特徴と波があります。一年を四半期ごとに分けて、それぞれのタイミングの案件の概況を紹介します。一年間の流れを知っておけば、どのタイミングまでに何をしておかなければならないかも見えてきます。先々を見据えて、先手先手で動くことが、フリーランスSEが生き残る知恵でもあります。