フリーランスSEに必要な才能は商才?

中堅SEのためのフリーランス講座

商才はフリーランスSEに必要か

商才とは

商人として必要な才能や、成功するための才能。という意味です。商売のセンスといえばわかりやすいでしょうか。
売れる商品やサービスを見抜く力や、売るためのアイディアと売る力、そしてマーケティング力。
人を上手に使う能力なども商才のうちです。
自分で商売をする上で必要になる全般の能力、つまり、「稼ぐ才能」を商才と言います。

フリーランスSEにとっての商才とは

企業では、上記の各能力を部署という形で分担しています。売る力=営業は営業部員の仕事ですし、マーケティングは企画部なりマーケティング部が担当します。売れる商品やサービスを見抜くのは経営陣かもしれません。基本的にSEという職業であれば、営業もマーケティングも、してこなかったことでしょう。会社員としてのSEは、商売の範囲に関わることはほとんど無いと思います。場合によっては、営業同行という形で、クライアントと打合せをしたりすることはあっても、「売る」という意味での営業活動をすることはなかったはずです。
しかし、フリーランスの場合、SEだろうが、プログラマだろうが、自分の仕事は自分でとってこなければなりません。専門の仕事の前に、まず営業が必要になってくるのです。いかに高い技術力をもっていても、仕事がとれなければ、収入はゼロです。また、自分の商売を軌道に乗せられるかどうかも、自分の力量にかかっています。SEやプログラムの能力の他にも、商才はフリーランスSEにとって、技術力と同等に重要なスキルかもしれません。

商才は、磨くことができます

誰にでも、どんなことでも、得手不得手はあるものです。運動神経が発達している人、音楽的センスがある人、絵が得意な人。それぞれ、才能です。商才も同じで、生まれつき商才がある人 というのもいます。根っからの商売人というのでしょうか。商売の機微、稼ぐコツを、理屈ではなくセンスで感じ取ることができる人です。しかし、運動も、絵を描くことも、音楽も、秀でた才能が無くても、練習することで一定レベルまではできるようになります。プログラムでも、はじめから書けるひとはいません。システムエンジニアも同様です。商才も、ITスキルや他の能力と同じように、ある一定のレベルまでは、自分で磨くことが十分可能なのです。ビジネス書を読むだけでも、ずいぶん変わるでしょう。フリーランスになれば、周囲の人間関係も大きく変化していきます。今までとは違う種類の人々と話す機会も増えるでしょう。そういった人的交流の中にも営業のヒントは隠れています。経営や、経理、財務、マーケティングなど、今まで触れてこなかった分野の知識を深めるのは重要なことです。どんな人でも訓練を積むことで、必要な技量は身につくものです。

Pocket

システム開発会社の中堅SEから、フリーランスSEとして独立して、5年。独立のために悩んだ期間は約2年。もっと早く独立するべきだったと思っています。フリーランスSEの道へようこそ。

おすすめ記事Pick up

フリーランスSEの報酬生産の仕組みを知る

フリーランスSEの報酬生産の仕組みを知る 毎月だまっていても一定の給料が入ってくる会社員の安定を手放し、フリーランスSEとしての道を踏み出すにあたり、誰しもまず不安に思うのは収入のことではないでしょうか。フリーランスというと月々の収入に波があるのはいたし方ありませんが、フリーランスSEの場合、毎月定額で収入を得る契約方式も少なくありません。フリーランスSEの報酬生産の仕組みを知りましょう。

四半期ごとに案件が出回る

四半期ごとに案件が出回る ビジネスには季節変動がつきものです。フリーランスSEの案件にも、時期に応じた特徴と波があります。1年を四半期ごとに分けて、それぞれのタイミングの案件の概況を紹介します。1年間の流れを知っておけば、どのタイミングまでに何をしておかなければならないかも見えてきます。先々を見据えて、先手先手で動くことが、フリーランスSEが生き残る知恵でもあります。

会社員の頃にはなかった時間的余裕が増える

会社員の頃にはなかった時間的余裕が増える フリーランスSEになると、会社員時代にはなかった自由さを実感できるようになります。まず自宅や自宅の近くなど、通勤が苦にならない場所で働けます。通勤ラッシュからの開放は大きな魅力に挙げることができ、それだけ自由な時間が増えます。働く日や時間を自由に設定できるのも魅力。ただし、働きすぎには注意が必要です。稼働日と休日を明確に決めることがポイントです。

ページの先頭へ

中堅SEのためのフリーランス講座

Copyright © 2014 中堅SEのためのフリーランス講座 All Rights Reserved.